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24.5.15 Googleを活用した海外展開のご提案③ Googleアナリティクス

24.05.15

全4回に分けて「Googleを活用した海外展開のご提案」をお届けしております。第3回はGoogleアナリティクスの活用についてです。海外展開を成功させるためには、正確な情報に基づいた戦略が不可欠です。その中でも、Googleアナリティクスは海外市場の需要やトレンドを見極めるための貴重なツールです。特に、自社HPを持つ企業にとっては、Googleアナリティクスを活用することで、海外展開における戦略立案や意思決定を効果的に行うことができます。今回は具体的な活用方法を3つご紹介いたします。

 

 

Googleアナリティクスとは
Google アナリティクスとは、ウェブサイトとアプリからデータを収集し、ビジネスに関する分析情報を提供するレポートを作成するプラットフォームです。

https://analytics.google.com/analytics/web/provision/#/provision

使い方は、ウェブサイトの各ページに、Googleアナリティクスが指定する「トラッキングコード」を追加します。これにより、ウェブページを訪問するユーザーの所在地や訪問数・クリック数など、ユーザーのページ操作に関するデータが自動で収集されます。ウェブサイトの他、アプリにも同様にトラッキングコードを追加することでデータ収集が可能です。

 

Googleアナリティクス活用方法3選

 

1. 国別トラフィックの分析
Googleアナリティクスを活用する最初のステップは、海外からのトラフィックを理解することです。国別トラフィックの分析を行うことで、どの国からどれだけの訪問者がウェブサイトにアクセスしているかを把握できます。特定の国からのトラフィックが多い場合、進出先の国として選定し、マーケティング戦略を立てることができます。また、各国からの訪問者の行動や傾向を把握することで、海外展開の方針やサイト改善の方向性を見つけることができます。

2. 多言語サイトの効果測定
多言語サイトを運営している場合、各言語のサイトへの訪問状況やコンバージョン率を把握することが重要です。Googleアナリティクスでは、言語別のトラフィックやコンバージョンデータを確認することができます。これにより、どの言語のコンテンツが効果的かを評価し、必要に応じてコンテンツの改善やマーケティング戦略の見直しを行うことができます。さらに、各言語のサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させるための施策を検討することも可能です。

3. モバイルトラフィックの分析
モバイルトラフィックとは、モバイルデバイス(スマートフォンやタブレットなど)からウェブサイトやアプリに対するアクセスや閲覧のことを指します。
国内戦略だけでなく海外展開においても、モバイルトラフィックの重要性がますます高まっています。
Statistaによると、特にアジア圏ではスマートフォンの普及率が高いため、*1 モバイルからのアクセスが大部分を占めることがあります。Googleアナリティクスを使用して、モバイルデバイスからのトラフィックやユーザー行動を分析することで、モバイルサイトや自社アプリの改善点を見つけることができます。また、海外展開におけるモバイル広告の効果を評価し、モバイルユーザーに最適化されたマーケティング戦略を展開することもできます。

 

 

まとめ
いかがでしたか。Googleアナリティクスで習得できる正確なデータに基づいた分析と戦略立案を行うことで、中小企業でも海外市場での成功を目指すことが可能です。自社HPをお持ちの企業であれば無料で活用できるツールですので、是非これらのポイントを参考にして、海外展開の計画を進めていただければ幸いです。

 

参考文献
*1 Global smartphone penetration rate as share of population from 2016 to 2022 | Statista

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