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24.10.30 最小限のリソースで製造業が海外企業と成約する方法

24.10.30

製造業の中小企業が海外事業展開を目指す際には、限られたリソースでも効率的に進出できる方法が求められます。特に機械やものづくり分野の企業が海外市場で競争力を発揮するためには、現地での信頼構築や製品品質の訴求が重要です。そこで今回は、国内からリソースを抑えつつ成約に繋げるための手法についてお伝えします。

 

 

製造業の海外事業展開に必要なプロセス 
〜国内からできる海外成約術〜

ものづくりに関わる製造業が海外市場で販路開拓するためには、製品の特長を現地に正確に伝え、信頼されるパートナーになることが必要です。海外事業展開にあたって人員や予算が限られる中小企業様でも取り組みやすい営業手法をご紹介いたします。

1.多言語対応のウェブサイトとオープン資料の整備
海外進出を目指す企業がまず取り組むべき最初のステップとして、「多言語対応サイト」と「製品情報のオープン化」が重要になります。機械・製造業では、技術力と品質が信頼されることが大切です。今はインターネットで世界各国と繋がれる時代です。潜在顧客が企業や商品情報に手軽にアクセスでき、関心を持った企業がすぐに内容を把握できる環境を作ることが成約への第一歩となります。

多言語対応サイト:閲覧者が自国語で製品情報を理解できるため、信頼感が向上。
オープン資料:PDFカタログや製品のプレゼンテーション資料をダウンロードできるようになり、潜在顧客がスムーズにリサーチを進められます。

 

2.ターゲット企業へのメールと電話でのアプローチ
次に、ターゲットとする企業を絞り込み、メールと電話でアプローチを行います。機械や産業用機器の製造業では、品質や耐久性、価格競争力が重視されます。ターゲット企業が抱えているであろう課題の解決につながる提案を行うことで、効果的に商談を進めます。

 

アプローチ先のリストアップ:ニーズが高いと仮説立てした企業をウェブ上で検索しメールアドレス等のコンタクト情報を収集します。
メールの活用:一方的な製品案内にとどまらず、相手企業の課題やニーズに基づいた提案で関心を引きます。現地言語が話せない場合でも、ウェブ上の翻訳機能を活用することでアプローチすることが可能です。
電話でのアプローチ:メールアドレスを開示していない企業への電話アプローチや初回のメール送信後にフォローアップを行い、企業との信頼関係を築きます。

 

3.営業代行サービスの活用と内製化支援
海外展開専任の人材やノウハウがない企業にとって、営業代行は効果的な方法です。弊社の営業代行サービスでは、多言語でのオープン資料の作成〜ターゲット企業の絞り込み・リストアップからアプローチ、商談設定、契約に至るまでのサポートを行っています。
海外事業展開では、現地市場の理解不足や、製品情報の不足が原因で成約が難しくなるケースが多いですが、弊社の営業代行サービスがこれらの課題を解決いたします。
また、成約後は社内で継続的に営業活動を行えるように支援し、内製化に向けたノウハウの共有も行っています。

 

成約事例:美容機器メーカーの販路開拓成功例
東京都に本社を置く㈱V様は、弊社の営業代行サービスを利用して美容機器の海外展開を行いました。同社は専任の人材がいない状況で初めての海外進出を決意。
弊社がオープン資料の作成〜ターゲット市場のリサーチ、コンタクト先リスト作成、商談調整までをサポートした結果、タイ企業との成約に至りました。開始から90日ほどでの成約が実現しましたが、これは特に早いケースであり、企業によって成約までの期間は異なります。

㈱V様の成功要因
資料の多言語化・オープン化で信頼性を強化
海外のパートナー企業に分かりやすい形で製品情報を提供し、関心と信頼を獲得しました。
ニーズに沿ったアプローチ
製品への理解を深め、ニーズが高いと考えられる企業をリストアップ。
ターゲットに合わせた提案内容でアプローチ。
アプローチ後、オンライン商談を経て、タイ企業が抱える課題を解決する提案を行ったことで商談がスムーズに進展。

 

製造業の海外展開を実現するための営業代行
最小限のリソースで効率的に海外展開を始められるよう、弊社の営業代行サービスは多くの企業にご利用いただいています。あくまで90日での成約は最短期間の事例ですが、リソースが限られた中小企業様にとって、実践しやすく負担の少ない海外営業活動を支援できる体制を整えています。
製造業として世界へ挑戦したい企業様、弊社の営業代行サービスでまずは第一歩を踏み出してみませんか?

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