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24.3.20 Amazonを活用した海外へのネット通販
24.03.20現在多くのECプラットフォームがありますが、Amazonは世界的なサプライチェーンを自社で構築しているため、国内だけでなく海外にも販路を広げたい販売事業者に最適です。
(関連記事:Amazon〜サプライチェーンにおける楽天との比較〜)
今回はAmazonを活用した海外へのネット販売について説明してまいります。
海外販売プログラム”Amazonグローバルセリング”
Amazonグローバルセリングとは、北米および南米、アジア太平洋、中東、ヨーロッパのAmazonマーケットプレイスに商品を出品し、在庫や売上げの一元管理ができるサービスです。
もし今Amazonで販売をしているという場合は、グローバルセリングダッシュボードから別のマーケットプレイスに登録するだけで出品が開始できます。
2023年11月現在、Amazonグローバルセリングの対象となるのは、以下18ヶ国のマーケットプレイスです。
アメリカ大陸:アメリカ・カナダ・メキシコ・ブラジル
ヨーロッパ:イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・オランダ・スウェーデン・ポーランド
アジア太平洋:日本・インド・オーストラリア・シンガポール
中東:アラブ首長国連邦・トルコ参考:Amazon グローバルセリングの対象地域 https://sell.amazon.co.jp/grow/global-selling
グローバルセリングを利用すれば、これら各国のAmazonを介して、さらに多くの国や地域に商品を販売できます。例えばヨーロッパのマーケットプレイスに関しては、28ヶ国のユーザーが対象となるため、販路拡大にとても有効です。
輸出できない商品や、輸入できない商品がある
日本から輸出ができない商品や、各国で輸入できない商品があるので注意が必要です。
特に輸入できない商品に関しては、現地の税関にたどり着いてから輸入が不可となり廃棄や返送の手続きをしなければならないので非常に大変です。
販売はできても発送できない、という事にならないように事前に各国の法律をしっかりと確認しておきましょう。参考:税関HP「輸出入禁止・規制品目」https://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm
各国の規格の違いに注意
日本では問題なく販売できるものでも、海外では法律や規制、規格外で販売できないケースや税金の要件があります。
例えば家電製品のコンセントは国によって規格が異なるため、販路を選ぶ場合もあるでしょう。家電製品以外でも、マットレスのサイズなどサイズ・容量等の単位表示も異なります。
販路として選択する前に、その国の法律や税金、規制、規格等について把握しておくことが重要です。比較的安価な商品に適している
Amazonは幅広い商品ラインナップや競争激化により、比較的安価な商品が数多く揃っています。様々な国・地域から販路拡大を目的に、多くのサードパーティセラーが自らの商品を販売することで、価格競争が促進されていると言えます。
またAmazon Prime会員は、迅速な無料配送や割引が受けられるため、安価な商品でも購入につながりやすいと言えます。まとめ
いかがでしたか。Amazonでの出品に慣れていれば、海外への販売は言語は違っていてもプラットフォームの作りは共通ですので、比較的難易度も低く効率的に管理することが可能です。
Amazonを活用することは、日本のEC販売事業者にとって有望な選択肢と言えるでしょう。